水泳指導 ✖ お風呂特訓
クロール25m泳げるようになってほしい!
小学校教師として体育を指導していれば、誰でも一度は持つ願いなのではないでしょうか。しかし、小学校の水泳指導は年間わずか10時間ちょっと。その中でどの子も泳げるようにするのは難しいものです。
さて、そんな「時間的に圧倒的に足りない」水泳指導ですが、上達を早める裏技があります。それが「お風呂特訓」です!
お風呂特訓とは、お風呂の中で行う息継ぎの練習です。
「ぶくぶく」「ぱっ」を繰り返す20回連続で繰り返します。
息継ぎの練習は、どうしても練習量が必要になります。水泳上達の鬼門なのです。そこを家庭での練習で補おうというわけです。
20回連続というのがポイントになります。水泳の苦手な子がクロールで25m泳ごうとすると、息継ぎが20回ほど必要になります。2~3回なら勢いだけでできちゃいますが、20回息継ぎをするには、力を抜いてリラックスする必要があります。この「リラックス」が重要です。
お風呂特訓は、4月の懇談会や5月の家庭訪問など、早い時期から家庭にも紹介していきます。学級通信などの便りではなく、保護者と会って話す機会があるときに、直接伝えるほうが効果的です。多くの保護者は協力してくれるはずです。みんな「我が子には泳げるようになってほしい」と願っているからです。
今年はぜひ「お風呂特訓」で、水泳指導を充実させてみませんか?