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バスケットボールのルール ✖ 授業の作り方(ドリブルゾーン・フリーシュートゾーン・グリッド線)

ボール運動のルールの作り方 

 

ボール運動のルール、どうしてる?

ボール運動は、上手い子と下手な子の技能差が顕著に表れる運動です。競技ルールそのままで授業をしても、どの子も満足する授業はできません。

そこで、5年生以上で上手くいくバスケットボールのルールを例に、ボール運動のルールの作り方を紹介します。

僕はいつも、5つの視点でルールを考えています。

①本来の楽しさを損なわずに、みんなが活躍できるルール

「初得点制度」が有効です。「最初に決めたシュートは4点、次から2点」といった具合です。いろいろな子が決めた方が点数が伸びるため、自然とみんなが活躍するようになります。ただし「全然シュートが入らない試合」だとすると、効果はありません。だって一人決めれば勝てる試合なら、一番入る子がシュートする方が勝てますからね。

「ドリブルは5回まで」も、とっても有効です。ドリブルが5回までだと、どうしてもパスが必要になります。パスが回るということは、みんなが活躍する可能性が高まります。

②点数がばかすか入るルール

ボール運動の楽しさは、何といっても点数を取ることです。点数がばかすか入る試合の方が楽しいに決まっています。

「フリーシュートゾーン」を作ることが有効です。フリーシュートゾーン内でパスを受ければ、誰にも邪魔されずにシュートを打てるルールです。フリーシュートゾーンは1つか2つ、斜め45度に置きます。練習でそこからのシュートを練習しまくれば、多くの子が点数を取れる選手になれますf:id:onigiripapa1031:20180114180730j:plain

グリッド線を入れて、「攻め側」「守り側」にチームが分かれるようにするのも有効です。常に「守り2人」「攻め3人」となるようにすることで、数的優位を作ります。数的優位を作ることでフリーを作り、だれでも点数が取れるようにします。

図がちょっと分かりにくいのですが、左側に攻めしか入れない場所(3人)、真ん中はみんなが動ける場所(5人)、右側は守りしか入れない場所(2人)ができるということです。

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攻め側

 

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守り側

力がなくて届かない女子が多いのであれば「ゴールの下にフープをぶら下げて、フープに入れば1点」というルールにするのもよいでしょう。

ボールは正規のものではなく「ライトバスケットボール」をおすすめします。

③技能が低くても、安心して取り組めるルール

ボールを持っている子から奪ってはいけない。パスカット、ドリブルカット、シュートカットのみ」というルールは必須です。これで、敵が来ても焦ってパスする必要がなく、安心してプレイできます。

「ドリブルゾーン」を作ることで、ドリブルゾーンでは誰にも邪魔されずに好きなだけドリブルできるようにします。「ドリブルゾーンの人に渡せば安心だ」と思うことで、積極的にボールをもらいに動けるようになります。

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ドリブルゾーン

④協力しないと勝てないルール

先ほど出てきたグリッド線が、協力しないと勝てないルールになっています。やってみればわかりますが、上手い人が守りに入った方が有利です。グリッド線が絶妙に「ロングシュートも打てなくはない距離」になっているのがポイントです。必然的に上手い子が守りに入り、ロングシュートをねらいつつ、他の子にアシストするようになります。協力が必要なルールであれば、チーム内での教え合いも活発になります。

⑤人数の差を埋められるルール

人数差を埋める工夫は大切です。人数が多くてローテーションのチームはストレスを感じますし、欠席が出た時にやりにくいからです。クラスの人数にもよりますが、ドリブルゾーン専門の子を作ることをおすすめします。そうすれば7人同時にプレイ可能となります。これでコート2面で最大28人プレイ可能となります。1人休んでもドリブルゾーンの子が片方になるだけですので、欠席対応が容易になります。

まとめ

①本来の楽しさを損なわずに、みんなが活躍できるルール

②点数がばかすか入るルール

③技能が低くても、安心して取り組めるルール

④協力しないと勝てないルール

⑤人数の差を埋められるルール

この5つの視点を大切にすると、みんなが活躍できるルール作りが可能になります。

ここで紹介したバスケットボールのルールはめっちゃめちゃおすすめです。

ぜひやってみてください♪