次世代型職員会議「アップデート・ブレスト会議」~後編~
前回の続きです。
前回を読んでいない方はこちらからどうぞ♪
onigiripapa1031.hatenablog.com
ざっくり要点をまとめると
①紙はやめて、データに!
②日付順に、整頓
③昨年度からの変更点は赤!他の先生にやってもらうことは青!
④行事が終わった直後に、来年度の起案を!
⑤起案締め切り日は毎月1日!読み込み日は毎月5日15分間!
こんな感じにすると、伝達系の会議は一切不要になります!
というお話でした(*^^*)
これでもう「職員会議自体が不要なのか」というと、🍙はそうは思いません。
では、一体どんな職員会議なら必要なのでしょう。
🍙の提案は
「アップデート・ブレスト会議」
です!
アップデート・ブレスト会議とはなんぞや
①アップデート=状況把握のアップデート
教育を取り巻く課題と自校の状況を把握すること。
②ブレスト=ブレインストーミング
アップデートから見出した問題を解決するアイデアを、とにかくたくさん出し合うこと。
アップデート・ブレスト会議の目的はこの2つです。
会議に意思決定権はありません。
組体操を例に、アップデート・ブレスト会議を説明します。
①まず、話題にしたい教育事情について、新聞記事や教育委員会の通達を事例に学びます。
これで、方向性の前提がそろいます。
ちなみに提案者は、校長であるべきだというのが🍙の考えです。
②次に、自校の状況を確認します。
「組体操、やってるよねー。確かに危ないけど、地域の方や子供たちは楽しみにしている感もあるよねー。」
できればデータを使いたいところですが、感想になってしまうことも多々あるでしょう。
これで、現状把握の前提がそろいます。
以上2つでアップデートは終わりです。時間にして5分~10分といったところでしょうか。
③ブレスト(ブレインストーミング)を行う
アップデートが終わったところで、改めて議題を確認しブレストを行います。
今回の議題は
「組体操の代わりにできる種目と、そのメリットデメリット」
3~4人のグループを作り、5~10分程度の話し合いを行います。
おそらく
「ダンス」「フラッグダンス」「棒体操」「ソーラン節」「よさこい」「集団行動」などの意見と、そのメリットデメリットが挙がってくるでしょう。
各グループの出した結論を担当へ提出して、この会議は終わりです。
先にも言ったように、会議に意思決定権はありません。
これを、誰かが言った「集団行動」に決定するなんて言い出したら、来年度の担当者はたまったものではありません。基本的に、担当者ができる範囲で、責任を持って意思決定していくことが重要になのです。
(校長が、組体操やめー!とか、何段までならOK!とか、基準をつくることは必要でしょう)
1回のアップデート・ブレスト会議は、15分~20分で終了です。
働き方改革を例に、アップデート・ブレスト会議をもう1度説明します。
①まず、話題にしたい教育事情について、新聞記事や教育委員会の通達を事例に学びます。
これで、方向性の前提がそろいます。
②次に、自校の状況を確認します。
できれば、データを元に考察したいですね。
「平均勤務終了時間は〇時であり、県平均より遅い。目標(理想)は〇時にしよう。」
などです。
これで、現状把握の前提がそろいます。
③ブレスト(ブレインストーミング)を行う
議題設定が難しいのですが
「実は、やらなくても問題ない業務探し」
「みんなに知らせたい時短術」
などが例として考えられます。
ブレスト後の情報は共有しても、当然「必ずやってください!」とはしません。
でも、考えたことは、確実にその後の仕事に影響を与えるでしょう。
まとめ
アップデート・ブレスト会議は、議題のイシュー度を高め、解決へ確実に近づく手段です。
そしてちなみに、Google社の会議の在り方を参考に考えてみました。
職員会議が、価値ある会議へ変貌を遂げることを願っています。