生徒指導のケーススタディー:ミサンガを取らせたい
学年集会を開いて、ミサンガを取るよう指導する時の指導例を紹介します。
基本方針は「信用を稼ぐ生徒指導」です。
詳しくはこちらご覧ください♪
onigiripapa1031.hatenablog.com
🍙今日集まったのはね、学校に不必要な物の話なの。
🍙学校に不必要な物を持ってきてはいけないってルールがあるよね。
子)はい。
🍙それは、勉強に集中できなくなったりトラブルの元になったりするからなんだよね。
(前提の確認)
子)はい。
🍙だんだんとルーズになって、不必要な物を持ってきてないかな?ちょっと自分の持ち物を思い返してみよう。
子)(心の中で考える。)
🍙いつも話しているように、正直に言ってくれる人は絶対に叱られません。それどころか褒められるかもしれません。不必要な物を持ってきてるかなーって心当たりがある人は手を挙げてみて。(めっちゃ笑顔で言う)
子)数人立つ
🍙えらい!正直に手をあげるなんて、えらい!えらすぎる!!!
手を挙げた人は立って。(まず、挙手。次に、起立。これが負荷が小さい。)
🍙何を持ってきているんですか?
子)キーホルダ
子)シャープペンシル
🍙みんな正直!よく考えてる!すばらしい!
🍙なぜ不必要なのか、考えてみよう。(不必要といえるかどうか考えると、混乱する迷走する可能性がある。必ず、不必要なこと前提で、なぜ不必要かを考える)
子)いろいろ言う。
🍙なるほど、だから不必要なんだね。じゃあ、明日からは持ってくるのやめようか。みんなで約束しましょう。
🍙ところでさ、昨日、ある物を「不必要なんじゃない?」って相談に来た子がいたんだ。その物ってなんだと思う?ヒントは身に付ける物。
子)メガネ!
🍙メガネは必要!(冗談で笑いを取る)
子)ミサンガ
🍙そう、ミサンガ。
🍙ミサンガが学校に必要だと思う人立ちましょう。
(1人も立たない。立ちにくい聞き方をするのがポイント)
🍙誰も立たないってことは、みんな不必要だと思っているんだね。体育でも危ないよね。じゃあ明日から取ってこようか。今付けている人手を挙げて(雰囲気が重くなった場合は、「正直は褒められる」ともう一度伝える)
子)数人立つ
🍙正直に立ってえらい!すばらしい!明日取ってこれますか?
子)はい。
🍙よろしくお願いします。
まとめ
※関係ない子たちからは「ずるいことは許されない」という信用を得る。
※付けていた子たちからは「なせか褒められら感じで悪く言われなかった」という信用を得る。
※ミサンガは、あくまで今回話題になったにすぎない。「不必要な物」の判断力を養うことで、類似問題の発生を防げる。
WIN WIN
所要時間10分