理科(ものの溶け方)✖ 授業格言「本当に見せたいものは隠せ」
本当に見せたいものは隠せ
授業はたくさんの情報で溢れています。教科書にはいろいろなことが書いてあるし、先生の話も毎日たくさん聞いています。人間は刺激に慣れる特性があるので、「刺激的なひっかかり」のある部分がないと、子供たちはだんだんと飽きてしまいます。だから授業を最初から最後までダラーっと進めていても、子供たちは楽しくないし、何が大切かもわかりません。
「刺激的なひっかかり」をつくり、注目させたい部分に注目させる方法として「本当に見せたいものを隠す」という技術があります。
例えば5年理科「物のとけ方」
長~いアクリルの筒の上から塩を入れて真ん中を隠しておきます。
当然下から落ちてくると落ちてこない。
「途中で溶けたんだ!」
すると、隠してある場所が見たくなってきます。きっとそこで、塩が溶けてなくなる様子が見られるからです。
意欲さえ高まれば,子供たちが勝手にどんどん観察をするようになります。
溶ける様子を隠すと、溶ける様子が気になっちゃうんです!
「本当に見せたいものは隠せ」の法則は、いろんな場面で応用可能です。
普段の指導にぜひ取り入れてみてください♪