授業研究の検証 ✖ 大学との連携
皆さんの学校では、授業研究の検証をどのように行っているでしょうか。
ほとんどの学校では
「教師の実感」
に頼っていると思います。
「今の授業よかったよー」
「もっとこうした方が良かったんじゃなーい?」
主観がすべての世界。これはこれで、もちろん悪くはないです。
おにぎり🍙の学校は、これに加え、定量的な分析も行っています。
定量的な分析ってなんぞや?
定量的な分析とは、ざっくり言うと「量」を測ることで、何かしら明らかにしようという検証方法です。
例えば、今年は体育の「バレーボール」で、体育主任の授業を材料に2つのことを定量的に分析しました。
①児童が45分間で「考える時間」は、どれくらい必要なの?
②教師は45分間で何回くらいフィードバック(※)していて、どんなフィードバックをどんな割合でしているの?
※フィードバックとは、ざっくり言うと、教師が子供に対して行う意味ある声掛けです。
乱暴に結論を言うと
①考える時間は45分間の授業で12分
ちなみに昨年度に「45分間で、運動の時間が25分を下回った場合、子供の満足度は低下する」ことが分かっています。
②45分間で、平均58回フィードバックして
現在の割合は
思考に関わるフォードバック・・・2回
技能に関わるフィードバック・・・46回
行動に関わるフィードバック・・・10回
圧倒的に、技能に関わるフィードバックが多いことが分かりました。
先行実践で、普通に授業すると、どの先生も大概このくらいの割合になることが分かっています。
ここから
「フィードバックの数を増やす工夫がいるんじゃない?」
「思考のフィードバックを意識しまくれば、新時代の体育になるんじゃない?」
という仮説を立てることができます。
さてここからがやっと本題です。
定量的な分析なんてめんどくない?
例えば、②の教師のフィードバックを定量的に分析するには、教師の胸元にマイクを付けて録音し、それをもとに発した言葉のすべてを分類するしかありません。
こんなめんどいことやりたい?
おにぎり🍙は絶対やりたくない!笑
でも、それを喜んでやってくれる機関があります。
大学です!
大学は、学生の卒論になるのでWIN!
学校も、定量的な分析ができるのでWIN!
WIN WIN!
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